入口に何が要るか、どこから有料になるか — サービスごとに1ページ
知らない人と話せる場所を探すとき、最初にぶつかるのは評判ではなく入口です。OmeTVは公式サイトにApp Storeへのリンクを今も置いていますが、その先はHTTP 404です。2026年8月26日に、そのIDでAppleの照会API(iTunes Lookup)から日本を含む17か国のストアを確かめても、結果は0件でした。サービスが止まったわけではなく、ブラウザからはいつも通り入れます — つまり、名前を知っていても、そのサービスがどこから開けるのかは別の話です。このページは、その「開いてみないと分からない条件」をサービスごとに1ページずつ並べた一覧で、チャットそのものはこの文章の上でもう動いています。
どこで分かれるのか
入口に何が要るか。 登録なしで入れることは、それ自体が速さです。OmeTVはGoogle Playの説明文に「no membership fees, no registration」と書いていて、ブラウザを開けばそのまま相手が出てきます。Veilrはその手前に、ログインを一度だけ挟みます。持っているアカウントで入るだけで、こちらでパスワードを作ることはありません。ゲストのままでは検索が始まらない代わりに、通報も制限も、その場限りの接続ではなくアカウントに残ります。
どこから有料になるか。 入口が無料でも、有料の境目はサービスごとに違う場所にあります。OmeTVの公式FAQはビデオチャットを「completely free」と書く一方、同じ開発者のGoogle Playの掲載ページには、1件あたり$11.99のアプリ内購入が表示され、ペイウォールを集めているAdaptyは月額VIPパス$8.99と$10.99の「Return to chat」を記録しています。後者は、制限を受けた人が有料でチャットに戻るための商品です。Veilrで売っているのは、任意で一回ずつ買う2つ — 順番待ちの先頭に進むBoostと、字幕の追加分数です。
ビデオチャット
- Omegle — このジャンルを始めたサービスで、2009年から14年間、登録なしで知らない誰かと話せました。2023年11月8日に創業者自身が閉じ、ドメインは2025年11月5日に310万ドルで売られています。
- OmeTV — 2015年から続く、スワイプで相手を切り替えるランダムビデオチャットで、Google Playのダウンロードは1億件を超え、69万455件の評価で平均4.0という規模がいちばんの強みですが、相手を性別で選ぶ機能は提供しない、と公式FAQが明言しています(「we don't offer gender-specific filters」)。
- CooMeet — 2011年から続く、話した時間そのものを売る1対1のビデオチャットで、自社の規約によれば10分$5から360分$100までのパックがあり、会費制のPremiumに入っても、会話に使う分数は別払いになります。
- imo — Google Playで10億回以上入れられた無料の通話アプリで、2Gの回線でも話せる強さがありますが、相手は電話番号でつながった知り合いで、登録にはSMSの確認が要ります。
- BIGO LIVE — 一対一の会話ではなく、大勢に向けたライブ配信の場で、視聴者がダイヤを買って配信者に贈り、配信者はそれを現金に換えます。
- Thundr — ビデオとテキストの会話は無料で、順番を上げるブーストやクレートをコインで買う仕組みです。同じ名前のサイトが少なくとも3つあり、どれを開いたかで中身が変わります。
- Azar — Match Group傘下の1対1ビデオアプリで、相手の声を字幕にする翻訳は本物ですが、会う相手を性別と地域で選ぶのは有料プランの側にあり、2026年2月にはApp Storeから一度消えています。
- Flingster — 顔にARマスクを重ねたまま話せる大人向けのブラウザチャットで、入口は性別を選ぶだけと軽い反面、相手の性別を指定したければ、レビューで月$19.99とされるVIPが要ります。
- ChatHub — 日本語のページまで持っていた、言語・国・性別で相手を絞れるチャットでしたが、2024年3月に自ら幕を下ろし、いまchathub.camを開くとチャットと無関係のサイトが出てきます。
音声チャット
- Clubhouse — 大勢が集まるライブの音声ルームを広めたSNSで、いまも更新が続いていますが、誰にも知られずに聴く機能は月額のPlusに入っていて、登録には電話番号を求められます。
いまはビデオ9本と音声1本、あわせて10本が並んでいます。日本語のページが増えるたびに、形式ごとの見出しの下に行が足されていきます。
ここで無料なのはどこまでか
話し相手の性別は、プロフィールに自分の性別を入れた時点から、お金を払わずに希望できます。希望に合う人がオンラインなら、まずその人から試します。見つからなければ、待たされる代わりに別の人とつながります。年齢と国の希望も扱いは同じで、合う人がいないときは探す範囲が広がります。あなたの希望と同じように、向こうの希望も守られます。Boostを使っているあいだは、この三つがどれも緩まず、順番も先に回ります。ノンバイナリーで登録した人に出会うのは、相手の性別で「すべて」を選んだ人です。
言葉の壁は、メッセージなら翻訳で越えられます。日本語で打った文が相手の言語で届くことがあり、原文はワンタップで確かめられます。無料アカウントにも翻訳の回数があって、あとから増やせますし、Boost中は上限がありません。通話では、二人が申告した母語が違えば、字幕が自動でつくことがあります。新しいアカウントには字幕の無料分が5分あり、その先はBoost、分数の追加購入、特典で補います。
マッチングは18歳以上限定で、登録された年齢が18歳未満のアカウントには、サーバーが相手をマッチさせません。お互いに「連絡先に追加」を押すまで、相手に本名・メールアドレス・住んでいる場所は伝わりません。二人とも押したあとは、表示名とメールアドレスがお互いに届きます。誰かをブロックすれば、お互いに相手として出てこなくなります。画面の表示は16言語から選べ、日本語もそのひとつです。
形式は3つ、アカウントは1つ
- ビデオチャット — お互いにカメラをオンにして、相手は一度にひとり。
- 音声チャット — カメラは使いません。声だけ。プロフィール写真はぼかしで表示され、はっきり見えるのは、Boost中の人がその場で開いたときだけで、開かれてもあなたには通知されません。
- テキストチャット — キーボードだけ。ビデオでも音声でも、文字のやり取りはいつでも使えます。
- Veilrについて — 3ステップの使い方と、「録画されるのでは」などの不安への正直な答え。
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